ペット

サツキちゃん登場

 私の家では、数年前までポメラニアンを2匹と猫1匹を飼っていました。その中で「サツキちゃん」というメス犬が地震を100パーセント予知する能力を持っていました。もう1匹の犬はサツキちゃんの親の「リリィ君(メス)」ですが、こちらの方はそういう能力はありませんでした。

 私は、長いこと他所の土地で暮らしていたので、また、大きな声で犬や猫を怒ったりしたしたものですから、この3匹は全然私にはなついてくれませんでした。それどころか、私の足音を聞くや否や一目散にこたつの中に逃げてしまうほどでした。

 ところが、地震を予知するとどういう訳か、サツキちゃんが私にへばり付いて離れなくなります。以前にルルボンの時の経験があったので、どうやら地震でも予知したのだろうか思い、「地震が起きるのか?」と訊いて見ると、自分の気持ちが通じてホッとしたのか普通に戻ります。

 そして、本当に地震が起きるのです。テレビの速報に出るような地震はすべて正確に予知しました。ルルボンもそうでしたが、地震を予知した場合その次の日かその日の内に必ず地震が起きました。もうスーパーわんちゃんでした。

 ところが、もうサツキちゃんも2年前心臓病で亡くなりました。今では、白猫のホワイちゃん(オス)だけになりました。このホワイちゃんがサツキちゃんの後を継ぐかのように地震の予知ができますが、発情すると全然駄目になりますので、地震予知にはちょっと使えません。

 以上は動物の予知能力でしたが、万物の霊長たる人間はどうなのでしょう。次回は私「人間のルルボン」の予知能力について話しましょう。ここ2、3日は月が赤いですね。今日は昨日よりさらに赤いです。こういう日が続くと地震が起きるのです。震源地は月が赤いだけではわかりません。

 

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ルルボンの地震予知

 初めて「オカメインコのルルボン」に地震の予知能力があるというのがわかったのは「阪神・淡路大震災」の時でした。とにかく、前の夜にあばれて大人しく寝ようとしないのでです。しかたなく1~2時間ほど私の布団で一緒に寝たのですが、やっと落ち着いてくれてカゴの中に入って寝てくれました。

 そして、朝、「地震」です。当時、私は東海地方に住んでいたのですが、「つっ、ついに東海大地震が来たか!?」と思ってしまいました。それにしても少し小さいかな?別の所かも、とニュースを見たところ関西の方で起きているらしかったのです。先に京都震度5とでましたので京都が震源地かと思い、すぐに京都の知り合いに電話をかけましたら、相手はのん気なことに寝ておりました。それからすぐに電話が不通になってニュースを見たところ、「震源地は神戸らしい」ということがわかりました。

 それで「ルルボン」のことにもどりますが、この地震の前日のルルボンのあばれぶりから地震を予知していたのかな~と推測しました。それ以降、「ルルボン」を観察しておりましたら、「やはり地震がある度にあばれる」というのがわかりました。それであばれると「地震があるのか?」と訊いて見ると、落ち着きます。すると地震が起きる。この繰り返しでした。

 たぶん、地震の発生を知らせたくてあばれていたのでしょう。こちらに「ルルボン」の意思が伝われば落ち着きました。

 ただ、動物なので「ただ、はしゃいであばれているだけ」というのもあって完全に予知ができるというのも疑問符がつきます。そこらへんは、「やっぱりルルボンだ」という感じでした。

 地震の予知については、100発100中のすごい犬がいましたので、次回はその犬について話ましょう。

 

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