今日は「十界」という仏教用語を使って、最近の「汚染米問題」と斬って行こうと思います。
仏教に興味のある人なら「十界」という言葉はよく知っていると思います。すなわち、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天・声聞・縁覚・佛という10の世界のことです。宇宙のあらゆるすべての生き物は生死を問わず、この10の世界のどれかに住んでいるわけです。
それ以外に、人の一生や社会の情勢などの流れも、「十界」で表現することができます。
この「十界」の中で、地獄~修羅までを「悪処」、人間と天を「善処」と言います。声聞は修行者のことです。縁覚も修行者ですが、悟りを開いた人もいます。佛は仏様のことです。
そして、「悪処」の中の地獄・餓鬼・畜生のことを「三悪趣(処)」と言うわけです。非常に悪い状態で最悪の境涯です。人間の一生で言うと、何をやってもウダツが上がらず、日々の食事にも困り、最後には絶対に良い死に方をしないという境涯です。
余談ですが、占いに興味があって人の運命を占う場合、この「十界」を念頭に置いて占わないと失敗します。いくら占いで良い結果が出ても、「三悪趣」の人の良い結果など知れていますし、普通の人から見てとても良いとは思えないような結果となります。
逆に、「善処」の人を占って悪い結果が出ても、そんなに悪くはなりません。
声聞以上の人に至っては、占うこと事態ナンセンスです。こういう人たちは、カルマから離れて行こうとしている人たちで、運命を自分で作ってしまうことの出来る人たちなので、占っても当たりません。毎日、欠かさず正しい修行をしている人たちは、たとえ現在が不遇であっても必ず一花咲かせます。(あくまで正しい修行です)
それで、現在の社会状況を眺めて見ると、やはり、日本の社会というのは「三悪趣」に落ちていると思われます。
皆、原油や穀物の高騰で物価が上がり困っているでしょう。食料品も高くなりました。少しでも安い食材を買うために、世の奥様方は必死ではないでしょうか。
ところが、その反面、「今年はキャベツが豊作で値崩れしそうだから廃棄処分にする」というニュースが流れています。何年かおきに流れて来ますね。
これ何とかなりませんかね~。こういう行動を「餓鬼界のカルマを積む」と言います。「赤字が出るのなら、赤字分を政府に補填してもらって、安いキャベツは売ってよ~!」となりませんか。片方では、重油が上がって温室栽培ができないと言っているわけです。
キャベツが儲からないからと言って、廃棄して、重油が高いから何とかして欲しいという。こんな言い分通りますか?欲の塊でしょう。せっかく、天の恵みで豊作になっているのに。
今年は、本当に大変な夏になるはずだったわけです。本当は大地震も今頃起きていたわけです。それを長雨や突発的な豪雨にすり替えて下さったわけです。もちろん神仏が。
お気の毒に、豪雨で大変な被害を受けた人たちには申し訳けありません。が、それくらい悪いカルマを日本人は積んでしまっているわけです。神仏でも災害の発生を防ぐことなど出来なくなっているわけです。智慧を絞れば切り抜けられる災害に変えて頂いているわけです。
東海地方のどこでしたか、水害なんですが、古い用水路の水門を開けることさえ出来れば防げたですね。ところが、お役所の怠慢で防げなかった。神仏はこういう怠慢さえなければ防げるような災害に抑えてくれているわけです。しかし、完全に災害の発生は抑えられません。カルマがありますから。そういうカルマを積まないように、教えや修行があるわけです。
廃棄されるキャベツが売り出されれば、どれだけの人たちが大喜びすることでしょう。確かに、農家は大損するでしょう。しかし、この行為は善行になるので、長い眼で見れば大儲けできるわけです。神仏はそういう人が大好きなわけです。世間も同情してくれるでしょう。「赤字農家を救え!!」と言ってくれるのではないでしょうか。これがカルマの法則です。
「汚染米」についても、日頃、日本人が食料を粗末にしているでしょう。そういうカルマが出ているわけです。餓鬼界に住む餓鬼というのは、食べることも飲むことも許されない存在です。食べようとしたら食物が火になり、飲もうとしたら飲み物が血膿になる。そんな世界です。
同じではないでしょうか。食べ物や飲み物に毒が入っている。
確かに、「汚染米」を扱った業者の犯罪ですが、その土壌を作っているのは、食物を粗末にするわれわれ日本人なわけです。世界中の食物を輸入して、そして粗末にしているわけです。大変罪が重いと思います。
こういうことが無くならない限りは、何度でも同じことが起きるでしょう。もっとわが身を振り返って行いを正すことが大切なわけです。そういう犯罪の土壌を作らない。社会を餓鬼界の社会にしないということが大切なわけです。
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