参院選２０１０！！

　やっと参院選が終わりました。

　結果は、ご存知の通り、民主党の大敗。みんなの党の躍進で終わりました。

　まあ、民主党の大敗の原因は、「消費税」と思われがちですが、どうも「政権交代から１０ヶ月の不甲斐ない政治運営」にあるようです。

　仕方ないですね～。事実、不甲斐ないわけですから。

　社民党や国民新党に振り回されぱなしで、一体民主党がやりたいことは何なのか？ということがわからないまま１０ヶ月が過ぎてしまいました。

　中には、「まだ初めて政権を担当して１０ヶ月だからもっと長い目で見てよ」と言う人もいるでしょうが、好景気ならそれでも良いかも知れませんが、今、不意景気のどん底で、そのどん底が底なし沼のようにどんどん深くなっている状況です。

　とても長い目で見ることなどできません。

　この１０ヶ月の間に、生活苦で何人の人が自殺をしたのかということを考えれば、長い目でなど見れるわけがありません。

　そもそも政治家を志す者は、今すぐ初めて政権を担当するような立場になったとしても、動じることなく難なく政治を運営する能力と徳を兼ね備えていなければいけません。

　それが出来ないということは、政治家として失格ですし、政治家に向いてないので政治家になることは諦めるべきでしょう。

　残念ながら、日本には与野党問わずそういう人がいないから、日本という国が現在沈没して行っているわけですね。

　「日本の進むべき道はこうだ！！」と言うことが出来て、それを実践出来る人が政治家にいないから日本は十数年以上停滞しているわけです。

　日本人の中には、歴史を見ればわかる通り、そういう立派な人は沢山いたし、現在もそれなりにいると思います。

　ところが、そういう能力や徳があって高い志がある人は、なかなか政治家になってくれませんね。宗教家とか学者とか企業の経営者とかになったり、日本を捨てて外国に移住したりします。

　こういう人は、清いところがあるから、政界のような濁ったところは反射的に嫌うわけですね。だから、その濁りを無くさないと政界には来てくれないわけです。

　参院選の結果を見ていても、まだまだ日本の暗黒の時代は続くな～と思います。

　「消費税」についてですが、何時かは増税することも仕方ないのですが、今の政治家が考えることなので碌な事は考えないでしょうね。

　私は消費税については、日本産の食料品は無課税にして、それ以外物は１５～２０％くらいが妥当ではないかと考えます。

　食料品は原料を明確に記載して、日本産の原料で加工した食料品は無課税にするべきと思います。消費税を利用して日本の農業や畜産業や漁業を保護するわけです。逆に外国産の原料を使用して加工したものは、何であれ容赦なく１５～２０％の消費税を課すわけです。

　偽装は刑事罰に処するのが一番でしょう。

　食料品を無課税にしないと低所得者は生きていけないですからね。これは絶対に譲れないところでしょう。製品を無課税にしても、店屋に売り出すまでに燃料その他に消費税が課せられるので、無課税と言っても、実際は消費税が課せられているわけです。

　それでも、レジでお金を払う時は無課税が嬉しいでしょう。

　建築の木材なども、日本産は無課税で良いですね。

　とにかく、財政破綻寸前なので増税は仕方ないです。要は、現在の財政赤字を作った人たちに責任を取らせることと、弱者の保護と日本の食に関する部分を間違えないようにして欲しいと言うことです。

　考えが纏まってもいないのに、あれやこれや言ったり取り消したりするから選挙に負けるんです。

　迷走するのは、鳩山前首相までで終わりにして欲しいですね。「管首相、おまえもか？！」というのが参院選の結果になって表れたわけです。

　これから、管首相の責任問題が話題の主役になるでしょうが、小沢グループの人たちに管首相を責める資格はないですね。

　あのまま鳩山・小沢体制で参院選をやっていたらもっと負けていたでしょう。２０議席以下になっていたのではないでしょうか。４４議席なら、負けが少なかった方です。

　それよりも、小沢グループは参議院の証人喚問や検察審査会３度目の不起訴不当を心配した方が良いと思います。

　このように政治の世界は汚いでしょう。だから良い人が来てくれないわけです。

　私も政治家に秘書になって欲しいと頼まれたことがありましたが、断固としてことわりました。今回、立候補して欲しいと頼まれたらまた断ろうと思っていたのですが、そういう要請は来なかったです。