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日本の番は何時?

 色々あるニュースの中から、私が気になるのは「ギリシャの財政破綻」の問題です。

 財政破綻をした国は、世界には時々あったのですが、大体が南米とかアフリカの国々で、日本ではあまりニュースにはなりませんでした。

 今度の「ギリシャの財政破綻」は、世界史の授業や観光などで日本でもよく知られた国であり、ヨーロッパの国でそれもEUに所属している国なので、日本でもかなりニュースになっております。

 残念ながら、小沢幹事長の「起訴相当」や「普天間移設問題」や「ゴールデンウイークの渋滞」のニュースに隠れて、そんなにニュースに時間が割かれていません。

 また、来週から「上海万博」が開催されるので、ますます「ギリシャの財政破綻」についてのニュースを扱う時間が少なくなるのではないかと心配しております。

 この「ギリシャの財政破綻」に対して、EUやIMFはどのように対策を打ってくるのか?私は非常に注目しております。また、日本の皆さんも、将来の日本と思って、わが身のことのように注視する必要があるでしょう。

 日本の財政赤字はギリシャとは比べ物にならないくらい莫大で、本当は日本も財政破綻してもおかしくない状況になっております。

 それにも関わらず、日本政府は狂気の赤字予算を組んでいます。

 子供手当て法案成立なども、とても正気とは思えません。結局、赤字で将来の子供たちの負担として残ると言われていますし、またその通りですが、それでも見通しが甘いと思います。

 これでは数年の内に財政破綻してしまいます。数年とか余裕のある状態ではないですね。来年~3年以内くらいでしょうか。

 このまま不況が続いたり、一発、どこかの大都市で大地震が起きてしまったら、それで終わりです。

 日本の全貯蓄より財政赤字が上回る状況になってしまうでしょう。

 「ギリシャの財政破綻」は米国とかの金融格付け会社が、ギリシャ国債のランクを下げて事実上の財政破綻のレッテルを貼ってしまいました。

 日本に対しても同じことが起きるでしょう。

 財政が破綻しても、自国の政府はそれを認めたりはしません。財政破綻は外国が宣告してくるものです。

 そうなると、円の価値は著しく下がり、場合によっては紙切れ同然となります。

 そうすると、外国企業は日本企業と取引してくれなくなるでしょう。円安になるから輸出は良いのではないか?と一瞬思うかも知れませんが、それは財政が破綻してなくて円安になる場合ですね。

 原材料を売ってくれなくなるわけですから、生産が完全にストップしてしまい輸出など出来ません。

 取引きの相手が日本だけではありませんからね。中国や諸外国も同じように取引きしているわけですから、通貨価値のない円より中国の元などと取引きするでしょう。当然ですね。

 食料も資源もない国に、何もこなかったらどうなるでしょう?不況どころではありませんね。

 数百万人単位で餓死者が出てしまいます。

 電気も頻繁に停電するでしょうね。冬は凍死者が続出し、夏は熱中症で死ぬ人が増えるでしょう。

 まあ、その前に暴動が起きるでしょうね。戒厳令が布かれる可能性もあります。

 このような状況になる可能性が非常に高いわけです。子供手当てをもらっても、とても喜べないですね。

 現在の財政赤字を何とかしようと、一生懸命努力しているのならともかく、自民党以上にばら撒きをしては、もう国は滅びるしかないですね。

 一度内閣が決めたことを、一与党の幹事長が「ちゃぶ台返し」でひっくり返すことをされるようでは、この国の将来はありません。

 事業仕分けにしても、どこで「ちゃぶ台返し」があるのか?を考えれば、注目するのが馬鹿らしいですね。

 事業仕分けの場での説明を考えるより、小沢幹事長に根回しした方が効果があるんじゃないかと思ってしまいます。

 もっと財政赤字に対して、真剣に取り組んで欲しいですね。

 あらゆる資源や食料が輸入されなくなった日本を想像して見て欲しいですね。

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