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モクスペ「人類滅亡の予言・大検証SP」

 本題に入る前に、ちょっと訂正。前回の十界についてですが、縁覚と佛の間に菩薩というのが抜けていました。いわゆる菩薩界ですが、まあ一般には仏道修行者であるとか、特に大乗仏教の修行者などのことを菩薩と呼んだりして、そういう人の世界と言われていますが、私自身の個人的な解釈ではこれは違うと思います。

 大乗・小乗を問わず、仏道修行者は声聞であって菩薩と呼ぶのは、いわゆる見栄の張りすぎです。世の中には、自分自身をより良く見せようとして見栄を張る人も多いのですが、それと同じでしょう。菩薩というのは、もうすでに悟りを開いていて本当は仏になっているのですが、衆生を救うために一段低い段階に止まって救済活動をしている存在。もしくは、あと一歩で仏になれるという聖者の段階と考えるべきでしょう。

 仏道修行しているからというだけの、単純な理由だけで菩薩であると自称するのは慢心というものです。単なる見栄張りです。

 さて本題ですが、今日(もう昨日)ですが、「モクスペ 人類滅亡の予言・大検証SP」(日本テレビ系 午後7時~午後8時54分)をやっていました。アイザック・ニュートンの予言研究を紹介するというので楽しみにしていたのですが、番組を見てガックリきましたね。

 番組全体が、どうも予言を茶化しているような内容で、非常に真剣味に欠けるものでした。

 どうして、もっと真剣に取り扱わないのだろうか?予言というより、社会批判の材料としてもっと議論するべきではないのか?と思います。

 人類滅亡するかしないかは別に置いておいて、地球温暖化や気象異変など、滅亡しないまでも、大変な被害が各地で発生しているわけです。「このままでは人類滅亡するかもしれないぞ!!」とそれらに対する真剣な対応を求めるための鞭にすることが大切なのです。

 「このままでは自分は死んでしまう」とか「財産をすべて失ってしまう」とか思わないと、本当に対応が鈍くなりますね。特に役人や政治家はそうです。

 人類滅亡まで行かなくても、大地震や大台風はいつでもやって来るわけです。そういうことに対する方策をすばやく行じてもらうためにも、こういう予言の番組は真剣にやるべきなのです。

 予言など、実際にその時になるまで当たるかどうかわかりません。対策が早ければ防ぐこともできます。実際にジュセリーノ氏の予言はハズレたでしょう。この夏の日本は40度を越えるようなことはなかったですし、デング病もなかったです。

 予言に対して恐れたり、茶化したりするのではなく、警告として受けとめて真剣に対策を打つことが大切なわけです。未来は決まってないのですから、対策さえしっかり出来ていれば大丈夫なわけです。

 その対策をしっかりするためにも、役人や政治家をサボらせてはいけません。我々はしっかりと役人や政治家の仕事ぶりを監視しないといけません。そうしないと「汚染米」と同じようなことが、他の分野からまた発生するかもしれません。そうなると、人類滅亡の予言が当たってしまうかもしれません。少なくても人類は大丈夫でも日本は滅亡するでしょう。

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