だから「失道」なんだ!
今日は楽しく釣りの話にしようと思っていたのですが、「安倍首相辞任」という大ニュースが入ってしまったので急遽変更してその話題で行きます。
「失道」というのは、以前に話した通りで作家の小野不由美さんの「十二国記」(小野不由美著 講談社文庫)の言葉です。
首相が責任を放棄するなど「失道」そのものです。本当に「自衛隊のインド洋派遣」が大切ならば誰が何と言っても命を張って遂行するべきでしょう。やろうと思えば国会で否決されてもできるハズです。私はその方法を知っています。反則的な必殺技ですが、「超法規的措置」として首相の責任で命令すればできると思います。というか無理矢理やるのです。
そういうことを考えつかなかったのか、勇気がなかったのか。日本にとって「自衛隊のインド洋派遣」は絶対大切と主張するならばやるべきです。首相の周囲には、戦国時代の「軍師」に相当する人はいなかったのでしょうか。
私はヨーガの修行をしている関係上、以前に都会にいた時には会社の経営者や重役の人たちからよく訊かれたものです。「これから会社を運営したりする上で何が大切でしょうか」と。私はまず一番最初に「軍師を得なさい」と必ず答えました。どうしても自分の頭脳となって働いてくれる人が必要なのです。常識的なことだけでなく、非常識なこと(運・欲・不可思議な現象など)まで考えてくれる人が必要なのです。
歴史上の人物で言えば、周の文王の太公望、漢の高祖劉邦の張良、三国志の蜀の劉備の諸葛亮孔明、魏の曹操の荀彧・郭嘉、豊臣秀吉の竹中半兵衛・黒田官兵衛、徳川家康の本多正信・天海など、他にもあるでしょう。こういう人を家臣として得ないといけない。
気をつけないといけないのは、日本人はその人の地位や収入や学歴などで人を評価する傾向にあるということです。歴史上の軍師として挙げた中でも太公望や諸葛亮孔明などは主君に見出されるまでは、現在でいうところのニートでした。だから、「表面だけで人を評価していると大切な人物を見つけることが出来ないぞ」ということです。
安倍首相に軍師がいれば、奇手機略でなんとか乗り切ったでしょうし、何より、内閣発足当時からの閣僚の足の引っ張り合いはなかったでしょう。
これで憲法改正も年金問題もひとまとずお預けとなってしまい大変残念に思います。私は「日本の国を守れるだけの徳もないのに、軍隊なしでは日本の平和は守れないと考えています。」「軍隊を持つか、日本人全員が聖者と同じような徳を持つか」どちらかを選ばなければいけないと思います。
日本という国は、どんなことがあっても暴動などが起きない国ですが、1960年代は例外で学生運動が暴動のように凄かったとテレビを見て感じています。その当時、学生運動をした人たちを直撃しているのが年金問題です。ここに私は何かのカルマを感じます。
最後に、12歳で人々のために苦難を乗り越え王になった少女の話を書いた小説をアフィリエイトで紹介しておきます。政治家にこの少女の爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものです。「十二国記 図南の翼」(小野不由美著 講談社文庫)です。
参考文献 勝ための哲学 孫子の言葉 村山孚著 PHP研究所
図南の翼―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) 著者:小野 不由美 |
勝つための哲学 孫子の言葉 著者:村山 孚 |
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