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「空」と「識」

 今日、この前注文していた本が来ました。何時も書店で本を注文すると1ヶ月はかかっていたのですが、意外と早く来ました。ずーと以前から読みたくて、もう何年も探していたのですが、インターネットを始めたのでインターネットで探すと簡単に見つかりました。そのまま買っても良かったのですが、書店で注文するとセキュリティ上安全だし、何より書店の人が喜ぶので書店を通して買うことにしました。

 内容は、まだ読んでいないのでわかりません。この本はヨーガの世界ではかなり高名な先生の御著書なので、読む前に、現在の自分がどの程度「悟りの世界」を理解しているのか判断するために、自分自身の考えをある程度まとめておいて、それで読みながら比較しないといけません。それで自分の理解度や境涯を判断するわけです。

 それで、私がいま考えている真理は「空とは、物質世界の中での真理であって宇宙の真理ではない」ということです。「識というのは、空を越えたところにあり、空の真理より上位に位置するものである」ということです。

 般若心経で「色即是空 空即是色」といのは、「空とか色とかを意識する心の働きがあって初めて成立する」わけです。仏教でいう無色界定の中に「空無辺所定」と「識無辺所定」がありますが、いわゆるこれです。物質世界の側から見れば真理であり、悟りではあるが、本当の仏陀の悟りではないわけです。しかし、世間ではこれを仏陀の悟りとしている人が多いですね。「これは、物のあり方を説明しているだけ」で仏陀の悟りではありません。

 仏陀の悟りは「涅槃(ニルヴァーナ)」です。「空」でも「識」でもないのです。それは「宇宙の実相を説明しているに過ぎない」わけです。それを「超越することが仏陀の悟り」だと私は思います。長くなりましたので次回に続けましょう。

 「ルルボン」もたまには難しいことも言うんですよ。(^_-)-☆

 

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